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Tony's Column 2006

2006



★ チベットのお話 後編 ★ 2006.09

知らず知らずチベットの非開放地区に侵入し、しかも宿の主人に公安に連絡さ
れ敢え無く捕獲されてしまった僕は、公安指定の宿に移されることになりまし
た。次の日の朝、簡単な調書をとられ、パスポートをチェックされ、そして何
と罰金の言い渡しが!しかも300元!!(ちなみにラサの宿が1泊30元し
ないくらい)なに?そりゃちょっと高額すぎないか?そう思い反抗してみると
驚くことに何と値引きされた!不審に思いつつも根性をみせて値切りまくった
ら、結局10元までまかってしまった!!はじめの1/10以下だぞ!!「お
いおい、罰金ってあんたの言い値なのかよ、、、」これがその時の感想。まぁ
とりあえず無事に開放地区へと戻れたわけです。しかしお馬鹿な僕はその後も
非開放地区へくり出し、何回か同じように捕獲された。それで気付いたことが
幾つかあります。まず非開放地区に入ってしまったら手書看板の宿に泊まると
いいです。こういう宿は比較的チベット人が経営してるので、事情を説明する
とけっこう親切にしてくれる宿が多いです。でもたまに通報されます。あとは
公安に捕まった場合、最終目的地(例えばラサならラサ、カトマンドゥならカ
トマンドゥ)から来たと言った方が賢明です。たいがいの場合は来た方に還さ
れます。しかしやっぱりちゃんと計画して旅をするのが一番ですかね。パーミ
ット(外国人旅行証)のとれる非開放地区に行けばいいだけやしね。


★ チベットのお話 前編 ★ 2006.08

東京から成都を経由し、ラサに入る。これがたぶん一番早いチベットへの道筋
で、今年の頭に行ったチベットでのポッターのライブもこの路をとりました。
しかし以前は馬鹿みたいに徒歩とバスなどを乗り継いでのんびりとチベット入
りなどもしてたよね。若いっていいことやね。さてそんなチベットのお話を今
回は書こうと思います。またまた忙しさにかまけてコラムをサボってたんやけ
ども、なんでまた急にチベットか?それは先日プロメディアの片桐さんとお会
いして何となくチベットのことを思い出したから。片桐さんとはよくいろいろ
な談義(音楽のことにはじまり、富士別荘のガーデニング、片桐さんの愛犬レ
モンちゃん、そしてチベットのお話などなど)をします。なかなかチベットの
話で盛り上がれる人はいません。片桐さんはそんな限られた方なんですね。さ
て、チベットといっても書きたいことが多すぎて多分話がまとまらへんくなる
ので、今回ははじめてチベットに行った時のことをお話します。チベットのあ
る中国には開放地区(外国人が許可などを得ずに勝手に行っていい場所)と非
開放地区(許可なしで行ってはあかん場所)とがあります。でも非開放地区な
んていってもやはりバスは普通に走っているもので、何となく気にせずに非開
放地区に入ってしまう時があるんですよね。まぁそれくらいチベット自治区は
非開放地区が多いとも言えますね。はじめてチベットに行った僕は初日からこ
の非開放地区にパーミット(外国人旅行証)を持たず侵入しました。これはも
う立派な「出入境管理法」違反です。非開放地区への侵入に気付いた僕はとり
あえず公安に見つからないように、町外れの宿に身を潜めることにしたんです
が、宿から公安に通報され、敢え無く捕獲、、、。さてトニー178の運命は
いかに?後半に続く。


★ 捨て駒クイーン ★
2006.05

だいたいの人がやり方は知らなくても、チェスというゲームのことは知ってる
と思います。いつのことかは僕も知らんのだが、あるチェスの国際大会で「チ
ェス史上最高の一手」というのが打たれた大会があったそうです。その「最高
の一手」なるものとは?ではまずそのゲームのお話を。その選手はとある試合
で自分と互角か、それよりも強力な名人と戦っていました。そのゲームの最中
彼は自分の「クイーン」が猛襲にあっていることに気付き、対策を練ることに
なります。この「クイーン」
という駒ですが、チェスではとても重要な攻め駒
なんですね。なので観客達も「これは絶対に安全そうな場所にクイーンをどけ
るんやろな〜」と当たり前のように見守っていました。しかしこの男!なぜか
一番置いてはならん場所(相手がどの駒を使ってもとれる場所)にクイーンを
移動!どう考えても捨て駒にしたとしか思えない状況に観客も対戦相手の名人
も唖然としたことでしょう…。しかし数秒後に真実が明らかになる。その後に
対戦相手がクイーンをとろうが、とらまいがどうにもならない局面に陥るほど
の一手だったのです。もうどうにも勝つ可能性を失った相手は自分からゲーム
を降りたそうです。何が「チェス史上最高の一手」だったのかおわかりでしょ
うか?規整の制約から外れるという恐怖感を克服した、ノーマルな思考ではま
ず思いつかない危険なこの一手だからこそ「チェス史上最高の一手」と賞賛さ
れたわけです。僕はこの「捨て駒クイーン」の話を知って以来、いろいろな人
生の分岐点で「今はクイーンを切る時か?否か?」と考えます。何かを獲るた
めに、その他の大切な何かを失うなんてことはよくあります。でも本当にそれ
が正しいのか?その先をもう一度見つめてからでも遅くはないと思います。本
当に今クイーンを切って大丈夫?また逆にクイーンを切るべき時に既成概念に
捕らわれて切り忘れ、、、というのも後悔しますよね。あなたもぜひ考えてみ
ましょう!今はクイーンを切るべき時か?


★ 俺を蝕むタバコという悪魔 ★
2006.04

本当に長らくコラムを書いていませんでした。忙しさにかまけてすいませんで
す。さて来月5月末日は「世界禁煙デー」。WHOは1988年に「タバコは
予防可能な最大の疫病」として禁煙運動を開始しました。僕も今年の誕生日ま
でにこの悪魔を追っ払おうと計画中。かなりヘヴィーヘヴィースモーカーだっ
た自分をほんまにちょっとづつちょっとづつやけど、改善(してきたつもりな
だけやけど…)しつつ、ついにここまで来た!って感じです。とりあえず死に
急ぐ必要なし。しかも我々喫煙者って悪気のない公害魔だしね。しかし日本の
厚生省ってさ、マナーにはなんだかんだ文句いうけど、禁煙自体にはあまりに
も弱腰なんだよね。それがタバコやめたい俺のような人間にはかなりマイナス
にはたらく。きっと日本はタバコの税収に翻弄されてるんだろう。国民の健康
よりも経済的な利益を重んじて優先させてしまうんやろうね。今のタバコの箱
って「喫煙は、あなたにとって〜」と何だかんだ記してあるが結局「タバコや
めろよ」とは書いてないもんね。まぁ何かタバコやめられん俺のただの責任転
換みたいやけど…。そういえば仏教には酒を禁じた戒めはあるが、タバコを禁
じるような戒めはないな〜。あ、でも当たり前だよね、仏教の改組のお釈迦様
の時代にタバコはねえや。



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